ウレタンマスクを洗う際に注意すべきは、素材の性質を知って洗います。
- 洗濯用の中性洗剤を使って洗う
- 強く揉んだりしてゴシゴシ洗わない
- 干すときは通期の良い場所で陰干し
この3点がウレタンマスクを劣化させずに洗うためのコツになります。
洗うときには中性洗剤(普通の洗濯で使う洗剤)を使います。
ただし、コットンなどと違う性質を持った素材ですから、注意すべき点を押さえながら洗って長く使っていくようにしましょう。
ウレタンマスクの洗い方と洗剤の選び方
ウレタンマスクについてはいくつかの洗い方がありますが、基本的には家庭にある様な洗剤で洗います。
基本的な洗い方は手洗いとなっています。手洗いの場合、使うのは衣類用の中性洗剤と衣類用の塩素系漂白剤です。
そしてつけ置きが出来る手桶や桶やバケツなどと漂白剤用のゴム手袋です。どれも普通にコンビニやドラッグストアなどで手に入りますので準備しましょう。
洗う時はまずは桶に水を入れ、軽く洗い流します。マスクの耳を持って振り洗いし、まずは外についた大まかな汚れを取り去ってください。
次に、中性洗剤で洗います。この時のコツとしては、マスクを丁寧にたたんで押し洗いしてください。内側についたメイク汚れなども裏返して洗いましょう。ごしごし洗うとウレタンマスクが痛みますから、摩擦ではなく水の流れや押すときの圧力で洗い流してください。
最後に、塩素系漂白剤でつけ置き洗いをします。だいたい10分ほどつけておき、流水ですすぎましょう。この時、ゴム手袋をしておくと手荒れなどを防げます。
洗い流したら乾いた清潔なタオルで挟んで水分を取り去り、さらに室内の衛生的な場所で干し、水分を取り去りましょう。
洗濯機で洗いたい場合は洗濯ネットは必需品
ウレタンは伸縮性がある丈夫な素材ですが、限度を超えると容易に破れたり破断してしまいます。一か所でも破れるとマスクとしては機能しません。
基本的にウレタンマスクの洗い方は手洗いが基本なのですが、洗濯機で洗いたいという人もいるでしょう。
この場合、洗濯ネットを使った方法もあります。洗濯機で洗いたい場合は選択ネットに入れて洗浄コースで洗ってすすぎ、脱水まで行います。ただし、その後の除菌は洗濯機のみでは出来ませんので、取り出した後は塩素系漂白剤でつけ置き洗いをし、除菌してから部屋干しするようにしましょう。
なお、この方法は型崩れなどに繋がる場合もありますので、あまりおすすめできません。
ウレタンマスクは何回まで洗って使えるの?
ウレタンマスクについては何度も洗って使う事が出来ます。ですが、その回数は限られています。
ウレタンマスクの場合、メーカーが指定する回数としては3回までというのが基本です。3回洗ったらその後はメーカーが保証できるような花粉防止などの効果は薄れてしまいますし、耳の部分も伸びて顔にフィットしなくなり、使用感にも変化が起こるでしょう。
また、この回数の制限内でも耳が伸びたり形が崩れてしまったりフィット感がない、あるいは破れてしまったり変色しているような場合、品質が変わっている可能性があります。このため、取り扱いは丁寧に行い、出来れば優しく手洗いをするのが理想です。変形や変質、色や形の変化や使用感の変化があったら潔く処分してしまいましょう。
他のマスクと上手く使い分けていきましょう
最近では、不織布やフィルターをたくさん搭載したN95マスクもありますが、機能的な面で言えばウレタンのマスクもあります。
特徴的なのはその素材で、スポンジや化学製品のような素材となっており、これまでのフィルターや不織布を重ねたようなマスクとは違い、厚めのスポンジのような素材になっています。触り心地はフワフワで滑らかなのですが、同時に少し化学的な感じもあります。
また、色や形には色々ありますが、基本的には二つのほぼ同じ形のパーツから出来ており、マスクの中央で合わさることによって立体感を出しています。このため、不織布マスクよりも必要な素材が少なく、専門的な作りになっています。また、カラーバリエーションが豊富なのも特徴的です。
その一方で、花粉やウイルスに効くものもあれば、残念ながら目が粗いためにウイルスにはそもそも効果をもたらさないようなものもある、とされています。特に有名なポリウレタンマスクは花粉対策には有効ですが、ウイルス対策にはあまり有効ではない、という製品もあるようです。
このため、自分がどういう用途でマスクを使うのか、それが本当にウレタンマスクできちんと機能するのか、という事はチェックしておきたいところでしょう。
