マスクで耳が痛くなる原因
マスクを長時間付ける際に発生するのが「耳が痛くなる」という問題。一番の原因は「マスクのサイズが合っていない」ことです。
着用するマスクのサイズが小さく、紐をかけると耳が引っ張られてしまうことによるものが大きく、長時間付けることで紐が耳に擦れて赤切れてきたりします。
お仕事でマスクを長時間外せず痛い思いをしている話は良く聞きます。長時間マスクをはめていても、耳が痛くならない対処方法をいくつか検証します。
対策①大き目のマスク・耳かけゴムの幅が広いマスクを選ぶ
まずはじめにできる耳が痛くならない対策は、「使用するマスクのサイズを見直すこと」が挙げられます。
前述の通り、痛くなってしまう原因は寸法などが合っていないこと。つまり、顔に合った適切な商品を使用することで痛みを軽減することができます。
マスクは様々な顔のサイズに合わせる事ができるよう、子供用・女性用といった小さなものから男性用、という大きなものまで幅広く展開されています。その中で普段使用しているサイズよりひとつ大きめを選ぶことで、締め付けがなくなり耳への負担も減らす事ができます。
紐が太いものは圧力分散されて痛みが軽減される
また、選び方でもう一つ効果的なポイントがあります。それは「紐状の幅の細いゴムではなく、幅が広い耳かけゴムのタイプを選ぶ事」です。
ゴムの面積が大きくなることで、その箇所にかかる負担を分散することができ、結果的に痛みを減らす事にもつながります。このように、普段使用している種類を一度見直し様々なタイプを試してみるのも良いでしょう。
対策②マスクを耳にかけないで済むためのグッズを利用する
続いての対策は「マスクを耳にかけずに使用できるグッズを使用すること」です。
耳に紐が常時かかっている状態では、前述の対策をしても少なからず痛みや不快感を感じてしまうもの。
また、どうしても耳の形状的にマスクの種類問わず痛みが発生してしまう、という方も居るのではないでしょうか。そのような時に効果的なのが上記の対策です。
そもそも紐を耳にかけなければ痛みも感じることはなく、快適に長時間使用することができる方法です。
そこで効果的なのは、量販店や通販などで手に入る様々なグッズです。
例えば、通常は耳にかける紐を首に回して付けることができるフック状の製品。
この製品は、左右のマスクの紐が繋がるようにフック掛けすることで紐が一本のロープ上になり、耳にかけずとも首にぐるっと巻きつけることができます。
また、この方法はマスクの紐同士が繋がりさえすれば良いので、専用のグッズが手に入りにくい場合は輪ゴムやクリップなど、日常生活に身近に存在するものでも代用可能です。
耳は神経が集まる箇所でもあり、少しの刺激でも痛みを感じ易い場所と言えます。一方で首は耳ほど繊細な神経は集まっておらず、そのため痛みを和らげることができます。
対策③耳かけゴムと耳の間にクッションを入れる
最後の対策は「耳とゴムが接触する部分にクッションを入れる」方法です。
クッションの役割となるものを差し込むことで耳かけゴムの食い込みを防ぐ事ができ、耳の痛みを和らげる事ができます。上記の2つの対策と併せ、耳が痛くならない方法として有効です。
クッション材の役割を果たすものであれば材質は問いませんが、シリコン製のカバーなど、なるべく軟質な材質を選ぶ事がポイントです。
専用品で販売されているものもあり、そのような商品はカラー展開もされているので、きちんとした製品を使用したい・見た目が良いものを使いたい、という方にはおすすめです。
専用品が見つからない・わざわざ購入するほどでもない、という場合にはスキンケアなどで使用するコットンを適切なサイズにカットし耳の後ろに挟むことで同様の効果を得る事ができます。
ただし取り外しの際落ちてしまう可能性があるため、着用前に身体に使えるテーピング用の布地テープなどで巻きつけてしまうなど一工夫が必要です。