不織布マスクを洗うのはOK?衛生的に再利用する方法まとめ

現在、一般市場に出回っているマスクのほとんどが使い捨ての不織布でできたマスクです。この不織布で作られたマスクは、洗って再利用することができるのでしょうか。

洗えるのであればどのように洗えば良いか?など再利用の方法を調べてみました。

新しいマスクがなかなか手に入らなくなったこともあり、マスクの再利用の方法はぜひ知りたいことの一つですね。

不織布とは?そもそも洗える素材なの?

使い捨てと言われる不織布のマスクですが、不織布とはどのような素材なのでしょうか。

不織布の素材は見た目は紙のように見えますが、紙ではなく布です。原材料には化学繊維が使用されています。具体的にはポリプロピレンやポリエステルといった化学繊維です。

普通の布は糸を織り込んで作られていますが、不織布は文字通り素材を織ることなく作られた布です。

同じような製法で作られた素材としては、衣類によく使われるフリースが挙げられます。

不織布のメリットとしては、低いコストで製造できることです。また不織布特有の性質に加えて、原料や製法の組み合わせによって色々な機能を付加できる点もメリットと言えるでしょう。このため大量のマスクが廉価で作られ普及することができたのです。

不織布のデメリットとしては、織ることなく製法されるために他の織物よりも耐久性が低いことです。コストが安いので使い捨て用のおむつや病院用の手術着などに広く使われている素材です。

今回の騒ぎでマスクとトイレットペーパーは同じ素材である紙を使用しているので、マスクにばかり原料を取られてしまって、トイレットペーパーが製造できなくなっているというデマが流れました。

実際にはトイレットペーパーの原料は紙であり、不織布の原料である化学繊維とは全く違います。

不織布のマスクと布マスク

よく使われるマスクの素材には不織布の他に布で作ったガーゼマスクもあります。

ここのところ不織布の使い捨てマスクが入手困難になったこともあり、布でできたガーゼマスクなどが広く使われるようになりました。

洗うことだけを考えれば、布のマスクの方が洗いやすいでしょう。

しかしマスクとしての役割をより効果的に果たしているのは、不織布でできたマスクだと言われています。

全体に専門家は布マスクの効果について否定的な人が多いようです。布マスクは全く感染予防になっていないというのが専門家の間での共通の認識となっています。

WHO世界保健機構は布マスクの効果について「いかなる状況でも勧められない」と発表しました。ガーゼマスクは繊維の目が粗くウィルスを通してしまう点が、その理由として挙げられています。また洗うたびに劣化をしてしまうとも言われています。

では不織布のマスクの再利用はどうでしょうか?

不織布マスクの再利用について

不織布でできたマスクの再利用については、メーカーなどは積極的に認めておらず、あくまでも一回使用した後は捨てるという考えが定着しているようです。

しかし実際に医療現場で働いている人に聞くと、消毒液をかけるなど工夫をしながら2~3日は一枚のマスクを使うという回答が複数ありました。

メーカーが不織布でできたマスクの再利用を認めない理由の一つはフィルターとしての働きを果たさなくなる点です。

不織布は使い始めて時間が経つほど劣化していきます。劣化に伴い、ウィルスの侵入を許してしまうことになるのです。ウィルスの侵入という点を考えると再利用に不安を感じることもあると思います。

現実は圧倒的なマスク不足ですから、数日間消毒をしながら同じマスクを使用し続けることは仕方のないことだと思います。医療機関の中には、実際に再利用することを指導している病院もあるようです。

新型コロナウィルスは、飛沫感染も原因の一つと言われています。それを考えるとマスクをしている場合としていない場合では、マスクをつける方が感染する確率も低くなることでしょう。

マスクの消毒の仕方

不織布のマスクの再利用の仕方としては、家庭用の中性洗剤でマスクを丁寧に揉み洗いをします。その後よく乾かしてから使用します。

しっかり洗おうとしてゴシゴシ揉み洗いすると、毛羽立ってしまって使えなくなってしまうので注意です。

洗剤で洗う際には、よく泡だてて飛沫を洗い流すことが肝心です。あまりゴシゴシと強く洗ってしまうとマスクが破れてしまうので、あくまでも飛沫を流すことに重点を置きましょう。

織布のマスクはとても薄いので、自然乾燥で十分に乾かすことができます。

本来使い捨て用として作られた不織布のマスクですが、再利用することで飛沫感染を少しでも抑えることができるので、替えのマスクがない場合にはこのように丁寧に洗って再利用することも必要でしょう。

まとめ

マスクの再利用について見てみました。本来は不織布のマスクは使い捨てが前提となっていますが、現在のように深刻なマスク不足に陥った場合は再利用することも仕方のないことでしょう。

現実に再利用であっても、マスクをつけることで感染を予防できる余地があるのです。使用後は丁寧にウィルスを除去しながら、不織布のマスクを再利用していきましょう。